雑記&SS格納庫。
萌えとかエロとかフリーダムに語ったり。 書き溜めてるけど置き場のないSSを格納したり。 コメントいただけると失禁するほど喜びます。
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ねずみのおうこく
考えてみたらあのネズミのデフォ服って燕尾だよなーと思ったらなんかちょっと愛しくなった(…)。
ちなみにディズニー映画ではリトルマーメイドが何より好きです。次点で美女と野獣。
あと、ティンカーベルが異常に好きです。
ティンクがピーターパンの代わりに毒入りケーキを食べちゃうエピソードとかキュンとする。
健気なおんなのこが大好きです(結論か)。
テレビでディズニーの特集やってたのでディズニーネタから入ってみました(笑)。
っつか、先日のキョンデレーションSSがN澤神様(愛)の元に嫁に行きましたよー!
サイトにアップしてもらっちゃって、憧れのサイトに自分のSSが載ってるってちょっ これってどうなの嬉しすぎんじゃねぇの…!!!!って感じです…夢見てんじゃないかマジで…!
勝手にネタ拝借しちゃったのは申し訳ないんですが、私は何より自分のノベルを読んでくれた方に喜んでもらえる事が幸せなので喜んでもらえてよかったです…
嬉しいなぁ嬉しいなぁ。
そういえば、ファイル整理してたらサモ4が出た頃に書いてたらしいトウソルSSが出てきたので下に置いておきます。
未完です(えっ)。
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「……トウヤ」
戻って来るのを待っていたのだろう。
自室として使っている部屋のドアを開けようとノブに手をかけた所で不意に声をかけられて、トウヤはその体勢のまま視線を横に滑らせた。
隣の部屋のドアが半分ほど開いて、そこから声の主がトウヤに視線を向けている。
「…どうしたんだい?」
声の主…ソルはなんだか困った顔をしているように見えて、トウヤは思わず眉を顰めて問い掛ける。
ちょっと、と曖昧に答える声は何だか妙に潜められていて、何があったのかと問いを重ねようとすると、ソルはトウヤに手招きをして見せる。
何事かと思いつつも素直にソルの傍まで歩み寄ると、手を引かれて部屋の中に引き込まれる。
そして、音を立てぬように後ろ手にドアを閉めると、尚も困ったような顔をしたまま、トウヤの表情を見上げた。
「……ソル?」
「…どうすればいいか、わかんなくてさ」
ソルの真意が読めず、説明を求めるように名を呼ぶと。
ソルはそんな事を呟いて、視線を伏せてしまう。
「こんな事、今まで…その、なかったし。他人と関わるのに慣れてないから、……本当にわからないんだ」
言い難そうに紡がれるのは、言い訳のような言葉。
視線を伏せたままのソルの表情は、よくわからないけれど……何だか、恥ずかしそうで。
………これは。
………………まさか
何か、告白めいたものを?
「だから、お前が戻ってくるの、待ってたんだ」
ソルはゆっくりと視線を部屋の奥へと向けて、静かな声で呟いた。
ようやく告白してくれる決意ができたのだろうか、と、トウヤはその表情をじっと見つめる。
「……ソル、僕は」
「やっぱり、動かしたら不味いよな?目を覚ましたら可哀相だし」
僕はソルの気持ちはわかっているつもりだよ、とか。
続けようとした言葉を遮って、ソルが口にしたのは。……何だか、予想と全く違うもので。
「…………え?」
「でも、このままじゃ不味い気もするんだよな」
「……あの、…ソル…?」
ソルが淡々と口にする予想外の言葉の意味をわからずに、トウヤは困ったようにまたその名を呼ぶ。
すると、ソルはトウヤの表情へと視線を戻した。
「………どうすればいい?」
問い掛けられて、トウヤは答えに困ってしまった。
そうしながら、先程ソルの視線が向いていたであろう方向を見遣ると。
…ベッドの上に、少女が横たわっている事に、今更気付いた。
「え、…ラミちゃん…?」
いつものように大きなぬいぐるみを抱き締めたまま、ベッドに横たわって瞼を伏せ、静かな寝息を立てている。
なんでここに、と思ったけれど、そういえば先程この部屋を訪れた時に、ソルがラミに強請られて絵本を読んであげている場面を見ていた事を思い出した。
「絵本、読んでたんだけど。…途中で寝ちゃったんだ」
つまり、ソルはそれで困っていたらしい。
「ああ、……そういう事……」
勝手な思い違いにようやく気付いたトウヤは、複雑な声音で呟いた。
「………なんだよ」
力の抜けたようなトウヤの声に、ソルは不服そうな顔をする。
きつい視線を向けられて慌てたように首を振ると、トウヤはようやく、ソルの問いへの答えを考える。
「な、なんでもないよ、ごめん。…ええと、…やっぱり部屋まで連れて行ってあげた方がいいんじゃないかな」
フィズやアルバも心配するだろうし、などと言葉を続けると、ソルは納得したように頷いた。…けれど、やはり迷っているように見えるのは、先程も言っていた「起こしてしまったら可哀相だ」という思いがあるからだろう。
「じゃぁ、僕が連れて行くから。…ソルも一緒に来てくれるかい?」
「……わかった」
トウヤが告げると、ソルはまだ躊躇いながらも頷いた。
それを見てから、トウヤはそっとラミの小さな体を抱き上げる。
ソルがドアを開けて、2人で慎重に、眠り姫を起こしてしまわないように、子供部屋へと向かった。