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雑記&SS格納庫。

萌えとかエロとかフリーダムに語ったり。 書き溜めてるけど置き場のないSSを格納したり。 コメントいただけると失禁するほど喜びます。

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キョン古1発目。

パッションを抑えきれずに書いた1発目。

6月の…13日から、「とりあえずジャンルとか内容とか何でもいい!とにかく毎日何か1本SSを書こう!」という1人遊びをやってまして、その一環として書いたので短いですが。

とりあえずコレ(↓)を書くにあたって妄想してた事は、
・古泉は機関の精液便所
・キョンはそれに気付いてない
・古泉はそれを隠し通そうとしている
…っていう設定でした(…)。

毎日機関の方々に犯されまくりの古泉…v(そこ、ときめくとこじゃないから)

そんなのを前提に書いてみました。
これはちゃんと長い話として書きたいなー。

っつか、書いててしみじみと「これがキョンデレか…!」と納得しました(え)。






◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 いつも通りのプチハイキング的な、学校へと向かう坂道を登っている最中に。
 ふと、数メートル先に、見慣れた背中を見つけた。
 背中だけで判別できてしまう程度までは親しい仲だ。
 SOS団で唯一の、同性の団員。
 少し足を早めればすぐに追いつく距離。せっかくだし挨拶でもしてやるか、と思って踏み出す足に力を込めた所で、ふと、眉を顰めた。
 感じたのは、違和感。
 古泉の足取りが、覚束ない、というか、酷く重そうに、見えた。
 爽やか少年気取りなんだからそれらしく歩けよ、などと心の中で悪態を吐きながら、今度こそ足を早めた。
 歩数にして8歩目で追いついた。やはり、古泉の足取りはいつもよりもずっと重そうに見える。
「よぉ」
「…ッ…!!」
 極軽い言葉と共に鞄を持っていない方の手を上げて、自分と同じ制服を纏った肩に触れる。
 返ってきたのは、予想外の反応だった。
 触れた手にもはっきりとわかるほどビクリと肩を震わせて、体を硬直させる。
 過剰な反応に、思わず怪訝な顔をして、
「……悪い、…脅かすつもりじゃなかったんだが」
 口をついたのは、謝罪。
 その声に、古泉が安堵のような息を吐いた。
 そして、いつも通りの笑顔を表情に乗せて振り返る。
「いえ、…すみません、考え事をしていたもので」
 おはようございます。
 ややタイミングのずれた挨拶をする古泉に曖昧に頷きながら、隣に立った。
 どちらともなく歩き出して、坂道のの続きを登る。
 そうしながら横目に古泉の表情を見遣ると、…やはり、足取り同様、違和感を覚える。
「…お前、具合でも悪いんじゃねぇの」
 いつも通り、ぶっきらぼうな口調で、語尾を上げる事なく、呟く。
「そう見えますか?……疲れてるんですかね」
 古泉は困ったように笑みに苦味を混ぜて、呟いた。
「俺が知るか」
 自分の体調を聞かれても困る。
 いつも通りの口調で冷たく返すと、古泉は、そうですね、と笑う。
「……大丈夫ですよ。すみません、ご心配をおかけしてしまって」
「別に心配なんかしてねぇけどな」
 謝罪の言葉に、間を置かずに言葉を返す。
 そうですか、それは残念、などと古泉は呟いた。
 何が残念なのかわからない。…呆れたようにその表情を見遣ると、笑顔で受け流される。
 やっぱり顔色が悪い気がする。
 けれど、それを口にすればまた心配が云々と言われるだろう事を予想して、無言を通した。
「ではまた、放課後に」
 昇降口までぽつりぽつりと会話を交わしながら歩き、互いの教室へ向かう廊下で別れ際、古泉はそんな挨拶をした。
「ああ。……古泉」
 頷いて、去り際。
 結局堪えきれずに、呼び止める。
 僅かに首を傾げる古泉の表情を見遣り、すぐに視線を逸らして、
「無理すんなよ」
 吐き捨てるように呟いた。
 そのまま踵を返して、教室へ向かう。
 背後で古泉が小さく笑う気配がしたけれど、振り向く事もせずに、
 溜息を吐いた。
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HN:
日向ムギ
性別:
非公開
趣味:
妄想
自己紹介:
ここの所古泉をどう可愛がるかを考えるのが趣味になりつつある。
古泉のおかげで大の苦手だった女体化にハマり
にょた泉でノマカプエロノベルデビューを果たした。

基本的には別名義でオリジを書いてます。

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